javaプラグインサーバーから統合版Realmへの移行

やみねこ鯖はpaperというJava版のプラグインサーバーとして稼働しています。

さて、最近こんな記事がマイクラ業界を震え上がらせました。

https://www.minecraft.net/en-us/article/java-edition-moving-house

タイトルは

JAVA EDITION IS MOVING HOUSE

Same Minecraft, new and improved account!

中学生でもわかりやすいbe動詞のシンプルな英文です。

JAVA版は引っ越しです。

我々のようなJava版しかなかった時代の古株にとってはなかなか衝撃的なタイトルです。

内容を要約すると、

より良い明るい未来のためにMicrosoftアカウントに統一するよ!

Java版のMojangアカウントはMicrosoftアカウントに変更しないと数ヶ月でログインできなくなるよ!

もちろん、今までのJavaのmodとかも使えるし自由だからいいでしょ。

てことではよ設定してね~(^^)/

とのこと。

Mojangの創設者Notchは2014.9.15のマイクロソフトによる買収で退社しています。

このアカウント移行をもって、Mojangの名前が完全に存在感を失い、Microsoft Studiosのゲームとして生まれ変わったといえるのではないでしょうか。

別に悪いことではないですが、一つの時代が過ぎ去ったさみしさがあります。

すでに現在のマイクラユーザーのほとんどはNotchという名前を知らない人がほとんどでしょう。

大学生になったばかりの頃、モデレーターをしていた大規模生活鯖で1.7と1.12のバージョンアップで多くのプラグインが使えなくなり運営陣みんなで頭を悩ませたのも懐かしいです。

さて、何を言いたいかというと、今後Java版はなくなるということです!

理由はマイクロソフトの最近の動きもそうですが、もっと決定的な事実があります。

それはプログラミング言語の流行の違いです。

Javaは一時期世界を席巻し、高速で様々なOSで動かせることで世界のスタンダードになるはずでした。

しかし、スマートフォンが登場し、iOS、Androidが出て一気に変わったのです。

むかついたJavaの開発元であるOracleはなんとGoogleを訴え始めました。

Googleを敵にしたJavaはどんどん追いやられ、Oracle JDKを急に有償化してやっぱり無償にもどしたりと迷走中。

結果、見切りをつけられ、現在のアプリの主流はC++です。

このC++は、早いのにメモリ消費が少なく、グラボのない低スペPCはもちろん、スマホでも楽々動くという素晴らしい特徴があります。

統合版はこのC++で、今後使えなくなっていくJavaはアップデートがされなくなっていくのではないでしょうか。

ということで、長くなりましたが本題です。

今回行う作業は、paperで動いているプラグインサーバーをjava版のバニラに変換して、そこから統合版のワールドデータへと変換しRealm鯖にするものです。

1.初期スポーン地点の座標を調べる

F3を押して座標を確認しておきましょう。

移行後にとんでもないところにスポーンしがちなので後でテレポートできるようにメモ。

スクリーンショットを取っておけば安心。

2.FileZillaなどでサーバーのワールドデータをダウンロード

やみねこ鯖のフォルダ構成はこんな感じ。

この中の、worldのフォルダだけあればよし。

今回はネザーとエンドはリセットしたいので無視。

ネザーとエンドも移行したいならworld_netherとworld_the_endのフォルダもダウンロードしよう。

3.java版のマイクラランチャーで新しいワールドデータを作成

フォルダ構成を全部コピペでもいいけど、エラーになったりワールドデータが壊れるといやなので、一回バニラのワールドデータを作り、必要な個所だけコピペしていくことにします。

普通にシングルで新しいワールドを作ってください。

※サーバーのバージョンと合わせて、ワールド名に日本語や記号をいれないこと!

4.サーバーのデータをコピペ

左がサーバーから落としたworldフォルダ

右が3で作ったworldフォルダ

dataとregionの中身をそのままコピペでOK

これで最低限、ワールドのブロックデータはコピーできます。

統合版にするにあたって、プレイヤーのデータはどうやっても引き継げないのでコピーしなくていいでしょう。

5.je2beで変換

ここまでで、プラグインサーバーのデータをバニラのデータに移行できました。

ここからは面倒なので、javaバニラから統合版バニラに変換するソフトに任せます。

Minecraft Storeでje2beと検索するとソフトが無料であるのでインストールします。

前の工程で作ったワールドのフォルダを選んで次へを選択して進むだけ!

※ワールドの名前が日本語だとエラーとなりますのでご注意

最後の保存方法は.mcworldでの保存にしとけばOK

6.統合版で開いてみる

統合版のマイクラを開いて遊ぶをクリックします。

右上の←ボタンをクリックしてさっき変換した.mcworldのファイルを選びます。

ファイルが読み込まれました。

/tp @pでテレポートをしてみようとしたらこの表示が!

設定を開き、座標の表示とチートの実行をオンに変更します。

デフォルトゲームモードとパーソナルゲームを色々いじって設定をリセットさせましょう。

無事にコマンドも使えるし、座標も表示されました!

最初のJava版の画像と座標を比較してみてください。

見事に一致しています。大成功!

ワールドの鉛筆マークを押してRealmで遊ぶを選びます。

既存のRealmがある人はそこに上書きしてもいいし、ない人は契約しましょう!

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